著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
G20は比較的ポジティブだったが
連休中のBTC相場は上に行って来いの展開。9400ドルから10000ドル回復をトライ、ワンタッチするも失速、9500ドル近辺まで値を落としている。先週木曜日に114万円台から105万円台に急落したBTC相場だったが、金曜日は新型肺炎の影響による景気への影響が懸念されてか、米30年国債金利が史上最低を記録、金価格も大幅上昇する中、底堅く推移した。更に、イタリア・韓国で感染拡大が報告され、G20で「クロスボーダー決済を改善する必要性」が明示され、国際送金へのロードマップ作りが指示されると一時1万ドルを回復した。しかし、当事者中国が欠席したG20への実効性への疑問も浮上、更に週明けの日経先物やアジア株が大幅下落する中、BTCも107万円台まで反落、その後、金価格の上昇に連れ高となるも1700ドルトライに失敗するとNYダウの今年最大の下落もあり104万円台まで値を下げている。
Outlook
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