Zホールディングス(ヤフー)傘下の仮想通貨(暗号資産)取引所TAOTAOは2019年度(20年3月期)の概要を明らかにした。今年1~3月の取引口座数が増加していたことがわかった。
TAOTAOの荒川佳一朗CEOがブログで開業初年度の概要を公表した。TAOTAOは昨年5月末から仮想通貨取引サービスを開始。19年5月の取引口座は904口座から、20年3月には7135口座にまで拡大した(19年月5月30日から20年3月31日までの間に一回以上、現物またはレバレッジ取引のある口座数)。
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月次の取引口座数は直近の20年3月で3020口座と最も高くなっている。荒川氏は「Binanceとの提携検討に関する発表をさせていただいた2020年1~2月が多かったのですが、その後の期間の取引口座数にも作用しているように見えます」と述べている。
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現物取引とレバレッジ取引の出来高の累計は、3月末で5544億円となっている。
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月次ごとのデータをみると、20年2月が単月でレバレッジ取引の出来高が1000億円を超えており、ピークを記録した。3月は若干減少し、713億円となっている。荒川氏は「3月12日の相場変動を過ぎたところからかなり取引が減少」したと述べている。
レバレッジ取引の損益状況のデータも明らかにしている。レバレッジ取引の累計取引口座数(3月末時点で4199口座)のうち3月末時点で利益を出していた口座の数と割合を示している。
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3月末時点では、利益が出ている口座数は793口座であり、取引経験のある口座のうち利益を出した割合は18.9%となっている。