仮想通貨取引所Crypto.comのドバイ法人が、ドバイの規制当局から仮想資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンスを付与された。
11月14日のプレスリリースで、Crypto.comはドバイの仮想資産規制局(VARA)から完全承認されれば、現地事業部門のCRO DAXミドルイーストFZEが、個人投資家と機関投資家に取引、ブローカーディーラー、貸借サービスを提供できると述べた。「我々は、ドバイの仮想資産規制局から仮想資産サービスプロバイダーのライセンスを付与されたことを誇りに思う。これにより、UAE市場での地位が強化される」とCrypto.comはツイッターで言う。
Crypto.comのクリス・マルザレクCEOは声明で、規制当局と連携し、ドバイの仮想通貨業界に貢献することを楽しみにしているとし、ドバイを「効果的な規制を設計する際の主導的な市場」と評価した。2022年3月、同取引所はドバイを中東・北アフリカ地域のハブと位置付けた。VARAからは2022年6月に暫定ライセンスを取得し、今年3月には最小限の実行可能製品(MVP)準備ライセンスを取得した。
米国の規制当局が仮想通貨企業に対する規制を強めている一方で、ドバイは法的明確性を求める仮想通貨ビジネスにとって魅力的な場所となっている。多くの企業がこの仮想通貨に対する寛容な地域を中東の新興デジタル資産ハブとして見ている。バイナンス・ドバイのゼネラルマネージャー、アレックス・チェハド氏は、米国とは異なり、ドバイとUAEが仮想通貨企業が追随する明確な規制枠組みを提供しており、バイナンスのような企業が地域に拠点を設立するのを容易にしたと語った。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン