ワイオミング州は同州でオンラインスポーツ賭博を合法化する新たな法律を可決した。賭けをする人はブックメーカーのアカウントに暗号通貨で資金を入金できるようになる。

マーク・ゴードン州知事は月曜日、法案133に署名して成立させ、9月1日に発効する予定だ。これによってワイオミング州は、オンラインスポーツ賭博を許可する米国で2番目の州となる。

同法の一環として州議会は暗号通貨を、オンラインスポーツ賭博のアカウントへの適切な入金手段として認めた。

同法の第1条の定義によると、暗号通貨及びデジタル通貨と仮想通貨は現金と同等であり、オンラインスポーツ賭博で使用するために現金に交換可能な承認済み資産であると見なされる。

賭けをする人は暗号通貨の他にも、トラベラーズチェック、銀行小切手、郵便為替、クレジットカード等を利用して、オンラインスポーツ賭博のブックメーカーのアカウントへ入金することができる。

ただし、同法の規定によると、オンラインスポーツ賭博のライセンシーになろうとする事業者がワイオミング州の規制当局から許可を取得するには、米国の少なくとも3つの法域でオンライン賭博サービスを提供しなければならない。

承認済みの現金等価物の中に暗号通貨を含めたことは、仮想通貨に対するワイオミング州のリベラルな政策の新たな一例だ。

実際、ワイオミング州はオンライン賭博に暗号通貨による入金を認めた米国最初の州である。一方、英国のブックメーカーは16年以降、自社プラットフォーム上で暗号通貨による支払いを許可している。