英国の国民保健サービス(NHS)の最高経営責任者であるアマンダ・プリチャード氏は、若者が仮想通貨のトレーディングに依存することを防ぐための措置を講じるように英国の議員に呼びかけている。
プリチャード氏は6月12日に英マンチェスターで開催されたNHSの会議「ConfedExpo」で、今年初めにNHSが「現実的かつ増大する社会的ニーズ」に応じて15番目の専門的なギャンブル依存症クリニックを開設したことを明らかにした。
「人々を依存させる方法がますます巧妙化する中で、社会としてその後始末を続けることに満足しているのかを問いかける必要がある」とプリチャード氏は述べた。「今年初めに全国ギャンブル依存症クリニックを訪れた際にスタッフから聞いたように、若者がギャンブルに依存する機会がますます増えており、規制されていない仮想通貨市場もその一例だ」と語った。
タイムズ紙によると、プリチャード氏が「この依存性のある習慣は、固定価値のないものに自分のお金を投資させ、NHSがその後始末をすることになる。この増大する問題は、医療サービスへのさらなる需要を生む可能性がある」と語った。プリチャード氏は会議参加者に対し、「NHSが限られたリソースで何をすべきかについて問う必要がある」と述べた。
「問題を根本から解決するのか、それともNHSが高額なセーフティネットになることを受け入れるのか」と彼女は付け加えた。

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6月11日、オーストラリアはオンラインギャンブルプラットフォームでの仮想通貨とクレジットカードの使用を禁止し、オフラインギャンブルプラットフォームと同じ規則を適用した。
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