ジョー・バイデン氏の米国大統領就任まで残り44日となった。トランプ大統領の任期がわずかになり、仮想通貨業界の人々は、闇サイト「シルクロード」の創設者であるロス・ウルブリヒト氏に恩赦を与えるよう主張している。
仮想通貨ヘッジファンドであるモルガン・クリーク・デジタルの共同創設者ジェイソン・ウィリアムズ氏はツイッターでトランプ大統領に対し、ウルブリヒト氏だけでなく、CIA元職員でロシアに亡命中のエドワード・スノーデン氏にも恩赦を与えるなど、「正しいこと」を行うよう求めた。さらにポッドキャスターのピーター・マコーマック氏はウィキリークス創業者であるジュリアン・アサンジ氏も恩赦を与えるべきだと主張した。
.@realDonaldTrump's legacy as president may be remembered very differently if he pardons:
— Peter McCormack (@PeterMcCormack) November 24, 2020
- Ross Ulbricht (@RealRossU)
- Julian Assange
- Edward @Snowden
Humanity would only benefit from this.
ReTweet the shit out of this.
ウルブリヒト氏は、マネーロンダリングやコンピューターのハッキング、麻薬取引の共謀罪で有罪判決を受け、仮釈放の可能性のない2つの終身刑に服している。
スノーデン氏は、CIAの機密情報を暴露後に2013年に米国を離れ、ロシアに亡命中だ。米国は米秘密保護法違反(スパイ防止法)と政府財産の窃盗の罪で起訴している。
アサンジ氏は、ウィキリークスがアフガニスタンやイラクの米軍作成に関する膨大な機密文書を公開したことでスパイ行為処罰法に基づいて起訴されている。その他にも複数の罪で起訴されており、有罪判決になれば、最大で175年の禁錮刑になる可能性がある。
トランプ大統領は2017年の就任以来、有罪判決を受けて起訴された45人に恩赦を与えている。
トランプ氏は8月にスノーデン氏の恩赦を「検討し始める」と発言した。さらにアサンジ氏の弁護士は、共和党の元下院議員がウィキリークスの創始者にも大統領恩赦を申し出たと主張している。
米大統領からの明確な声明もなく、時間もない中、暗号プレイヤーはアサンジ、スノーデン、ウルブリヒト、または3人の組み合わせをリストのトップに挙げ、少なくともツイッター上で目立つようにしてトランプ氏の注意を引きつけたいと考えているようだ。
It’s time for @realDonaldTrump to#FreeSnowden#FreeAssange#FreeRoss
— Roger Ver (@rogerkver) November 26, 2020
And everyone else in jail for victimless crimes. pic.twitter.com/dwQDThb6Bl
REMINDER: President Trump should pardon Edward Snowden and Julian Assange before he leaves office.
— Pomp (@APompliano) November 8, 2020
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン