世界最大の金採掘企業バリックゴールドの幹部は「金(ゴールド)は仮想通貨と競合しない」と発言した。しかし、20~30代といった若い世代がデジタルゴールドであるビットコインの方に魅力を感じている状況には危機感を持っているという。

米メディアのフォーブスが、バリックゴールドの北米担当COO(最高執行責任者)であるキャサリン・ロー氏の発言を報じた。

ロー氏は、仮想通貨と金の違いは「金が常に価値を持つ点だ」と強調した。

「金の非常に具体的な特徴は、金が特別な価値を維持している点だ。そのため、価格とは関係なく、常に価値がある。ゼロになることはない。仮想通貨はゼロになるかもしれない。そこが違いだ」

ロー氏は、金が電子機器や宝飾品などに使われる限り、常に一定の価値を持つことが保証されていると指摘する。

世界最大の金採掘企業として、金の価値に絶対的な自信を持つロー氏だが、その一方で若い世代の金離れには危機感を持っている。

ロー氏は、20歳から40歳の若い世代の投資家が金よりも仮想通貨の方を好むようになっていると語る。金を購入するのはインド人や中国人、あとは中央銀行や機関投資家といった「旧い世代の人間ばかり」と吐露する。

「金産業は、人口動態の変化に対応しないで、現実から目をそらしている状況だ。〔中略〕私たちの長期の目標は、金産業として、いかに若い世代を取り込んでいくかだ」

編集・翻訳 コインテレグラフ日本版