仮想通貨市場は13日、大きく上昇し続けた。12日はビットコイン(BTC)が30分で1000ドル以上急騰した。BTCは8000ドルを超え、イーサリアム(ETH)は3月26日以来初めて500ドルを上回っている。
BTCは現在8118ドル付近で取引されており、記事公開までの24時間でほぼ18%上昇している。
ETHは記事公開までの24時間で22%以上上昇しており、現在513ドル付近で取引されている。
コインマーケットキャップの上位10通貨は全て上昇しており、全通貨とも1日で10%以上のの値上がりを見せた。IOTAが最も上昇しており、24時間で35%以上の上昇で、現在1.42ドル付近で取引されている。
合計時価総額は現在、3000億ドルを優に超えており、記事公開時点で3230億ドルで、昨日から約520億ドル急騰している。
この価格急騰は、昨日発表された仮想通貨は概ね、仮想通貨はイスラム法の許容内というレポートに起因する可能性があるが、他にも大きな影響を与えたと考えられるポジティブな仮想通貨関連のニュースが見受けられた。
ブルームバーグによると、ファンドストラット社のトム・リー氏は仮想通貨急騰に理由について、サンタンデール銀行がリップルと提携し、ブロックチェーンに基づく国際決済サービスを立ち上げると発表したこと、確定申告期限前の仮想通貨売却がほぼ終わりに来ていること、そして、価格の上昇によりショートポジションの決済がさらに加速し、買い圧力が高まったことが組み合わさったためと述べた。
トレードビューのデータによると、4月12日時点ではビットフィネックスに3万8000ビットコイン以上のショートポジションがあったが、現在は約2万4000に減少している、とブルームバーグは記している。
また今週は、ウォール街の資金と才能が、仮想通貨分野へ多く進出しており、これが仮想通貨市場に影響を与えている可能性がある。億万長者で投資家のジョージ・ソロス氏が、自身のファミリーオフィスを通じ仮想通貨取引を開始する計画が報じられた。ロックフェラーのベンチャーキャピタル部門は、仮想通貨とブロックチェーンの開発を支援するために、コインファンドと提携した。また、ゴールドマン・サックスの幹部が、マイケル・ノヴォグラッツ氏が作ろうとしている仮想通貨商業銀行に加わるために退職したという報道もあった。
この予期せぬ価格の急上昇に対し、仮想通貨界隈のツイッターは様々なネタやジョークで応じた。サイファーパンクのジェイムソン・ロップ氏はBTC価格は上がりそうにないと主張する2つのニュース記事のスクリーンショットを投稿した。
ツイッターユーザーのCryptoSqueeze氏は予期せぬ収益についてのgifを投稿した。
— Jameson Lopp (@lopp) April 12, 2018
Current Mood$BTC #Bitcoin #Altcoins pic.twitter.com/Y62bzTYocs
— Squeeze (@cryptoSqueeze) April 13, 2018
そしてツイッターユーザーのCarpeNoctom氏は7500ドル超えというBTC価格が「良いのか悪いのか」思い出せなかったと投稿した。
bitcoin price has been so volatile, I woke up and couldn't remember if 7500+ was good or bad
— #33kByJuly2018Moku (@CarpeNoctom) April 12, 2018