18日に月間最安値を記録した後、19日に大きく反発した。仮想通貨市場は伸びの速度が鈍化し、20日のレベルで変動を続けている。
コインマーケットキャップ によると、ビットコイン(BTC)は記事執筆時までの24時間で4.04%上昇し、8849ドルで取引されている。
イーサリアム(ETH)は過去7日間で19.85%下落し、この24時間で1.30%のわずかな上昇をみせ、553.10ドルで取引されている。
ライトコイン(LTC)は24時間で5.12%上昇し、現在は167.42ドルで取引されている。
その他の上位10通貨に入っているものを見てみると、アイオータ(IOTA)とイオス(EOS)がそれぞれ10.98%と13.15%伸び、取引価格は1.45ドルと6.15ドルとなっている。
コイン360によると、数時間わずかな下落をした後、ほとんどのコインが上昇に転じている。
現在の仮想通貨市場の合計時価総額は、3420億ドル。18日の2750億から跳ね上がった。
仮想通貨市場の変動は、ブエノスアイレスで開催されるG20が影響している可能性がある。仮想通貨の国際的な規制が議論されると見られている。昨日、市場は大きな反発を見せたが、英国中央銀行のマーク・カーニー総裁が、仮想通貨は世界経済の安定性にリスクがないとコメントしたことが響いたのだろう。
09年のG20で組織された規制機関フィナンシャル・スタビリティ・ボードによる最新のニュースでは、仮想通貨は通貨ではなく資産と見なされると予測している。これはカーニー総裁の最近の仮想通貨観と一致するものだ。彼は先に、仮想通貨は通貨としては失敗したが、資産として見なされるべきと述べていた。