仮想通貨相場が10日、軒並み下落した。時価総額ベースで上位50位内の仮想通貨はほとんど下落、約90兆円あった全体の時価総額も一時約75兆円程度まで減った。ただし日本時間で11日午前現在ではビットコインキャッシュが20%以上上げるなど復調基調にある。

 10日、唯一大幅に挙げたのはイーサリアム(ETH)で一時1400ドルをつけた。

 銀行向け仮想通貨といわれるリップルは苦戦。12月中旬から垂直上昇していたがここにきて調整フェーズに入ったかたちだ。先週まで3ドル以上で推移していたが現在2ドルをきって推移している。

 リップルの急落はコインマーケットキャップが1月8日に韓国の三つの仮想通貨取引所のデータを指数計算から外したことが発端とされる。これが原因でリップルは一時30%下落した。

 他のアルトコインでも、ステラー・ルーメンやカルダノが13%下げた。

 「ニューエコノミックムーブメント(新たな経済運動)」の略称NEMも、11%下落した。

 一方でダッシュは上位10番以内に返り咲いた。ビットコインやライトコインも比較的堅調だ。