カナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXがサービス停止 ユーザーからは批判噴出 破産説も浮上

カナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXは1月28日、メンテナンスのためにサービスを停止しているとウェブで発表した。記事執筆時点でもサービスを停止したままだ。同取引所はカナダ・インペリアル商業銀行との間の法的トラブルに巻き込まれている。取引所側の対応を巡って、ユーザーからは取引所への批判が起こっている。

QuadrigaCXのウェブページのスクリーンショット. Source: QuadrigaCX

ユーザーからはQuadrigaへの批判や不満が噴出している。あるユーザーはRedditの中で「サービスを停止する前にユーザーに知らせるべきだったのではないか」と批判。ユーザーの中には、Quadrigaが破綻したのではないかとの仮説を出している。あるユーザーは「彼らが口座を開設して送金をするための銀行を見つけることができず、破産を宣言するのではないか」と推測している。

Quadrigaではユーザーが何か月にもわたり資金が引き出せない状況に陥っている。カナダのメディア Globe and Mailによれば、昨年1月にカナダ・インペリアル商業銀行(CIBC)が、QuadrigaCXのオーナーや同取引所の決済事業者Costodian社など5つの口座を凍結したことが原因だ。これにより1630万ドルの資金が引き出せなくなった。昨年10月にはQuadrigaCXとCIBCが口座凍結を巡り、法廷闘争となった。

CIBCは、裁判所に対して、凍結した口座の中の資金を取引所や決済業者、もしくはユーザーのどこに属するのかを決定するよう求めた。現地の裁判所はCIBCの主張の通り、資金の所有者が明確でないことに同意。裁判所の会計士に資金を引き渡し、所有者を特定することを義務付けた。

状況をさらに複雑にしているのは、取引所の創業者であるゲイリー・コットン氏が昨年12月に死去したことだ。この件の発表は取引所のサイトが閉鎖して確認することができないが、Redditに発表が転載されている。

Reddit上ではコットン氏の死去が本当なのか疑う声も出ている。また別のコメントでは、コットン氏が死去したことで、Quadriga側がコールドストレージにアクセスできなくなったのではないかといった声も出ている。秘密鍵にアクセスできる人物がコットン氏だけだったのではないか、というのだ。