分散型取引所(DEX)のBisqは8日、外部からの攻撃により、25万ドル(約2700万円)相当の仮想通貨が盗まれる事態となった。Bisqは被害を発表する前に「重大なセキュリティ上の脆弱性」を発見したとして、サービスを一時停止していた。
Bisqの発表によれば、盗まれた仮想通貨はビットコイン(BTC)とモネロ(XMR)の2銘柄だ。現状で把握している被害額は、約3BTCと4000XMRにのぼる。影響を受けたのは7人のトレーダーで、過去12日の間に被害が発生していた。Bisqは被害者に対する補償を行う方向で調整している。
今回の攻撃は、Bisqが昨年10月にリリースしたv1.2のプロトコルの欠陥が悪用されたという。現在、Bisqは問題を修正した新しいバージョン(v1.3.0)をリリースしている。
Bisqは分散型取引所であり、一般的な集中管理の取引所のようにホットウォレットでユーザーの仮想通貨を管理しているわけではない。影響を受けたのは、Bisqを使い、アクティブな取引をしていたユーザーだったと説明している。
「簡単に言えば、この流出は資金の保管方法ではなく、Bisqno取引の実行方法に欠陥があったため発生した(つまり、BisqはP2Pであり、ハニースポットが存在しない)」
Bisqは今後の再発防止に向け、セキュリティの強化を進めるとしており、詳細を後日説明するとしている。