コンサルティング大手のアクセンチュアは、物流ネットワークの改善にブロックチェーンを使うことを計画をしているようだ。同社が関連する特許を申請していることがわかった。

 米国特許商標庁(USPTO)が26日に発表した文書によれば、アクセンチュアは様々な大手企業の先例に倣い、物流の動きを安全にし、スピードを高め、その効率性を上げるためにブロックチェーンを利用したいと考えている。

 申請書によれば、提案されているシステムは、出荷されたプロダクトの情報をブロックチェーン上に記録し、プロダクトのステータスや状態を確認するためにデータを使用し、プロダクトの追跡を行う。

 ネットワークにつながったデバイスは、ブロックチェーン上に記録されているデータを照合する。デバイスはプロダクトを認証する情報と、ブロックチェーンの暗号化された記録との比較を行い、プロダクトを検証する。このようなデバイスは、プロダクトが目的地に到着した際に通知を行うこともできる。

 今回のの動きは、アクセンチュアのブロックチェーンへの関心のさらなる高まりを示すものだ。同社は今月、フランスの航空宇宙企業タレスと共同で航空宇宙産業向けのサプライチェーンツールも発表している

 またアクセンチュアは3月には、製薬サプライチェーンでのブロックチェーン導入に向けて取り組むために、グローバル物流事業者であるDHLと連携している