仮想通貨取引所コインスクエアの子会社が、カナダのトロント証券取引所(TSX)に2つの上場投資信託(ETF)をローンチした。地元メディアのThe Globe And Maiが20日に伝えている。
コインスクエア子会社でポートフォリオ管理業務を手掛ける、コイン・キャピタル・インベストメント・マネジメントは、「コインキャピタル STOXX ブロックチェーン・パテント・イノベーション・インデックス・ファンド(LDGR)」と、「コインキャピタル STOXX B.R.AI.N. インデックス・ファンド(THNK)」の2つのETFをローンチ。同社はカナダで30番目のETF事業者となった。
このETFは9月20日からトロント証券取引所で取引が開始された。
LDGRはリサーチにフォーカスしたETFで、ブロックチェーン技術の開発に投資している企業をフォローする。このETFは、最近ローンチした「iSTOXX Yewno Developed Markets ブロックチェーン・インデックス」をベースにしている。このインデックスは分散型台帳技術(DLT)の研究に重点を置く企業の大量のデータを反映している。
2つ目のETFであるTHNKは、「iSTOXX Developed Markets B.R.AI.N インデックス」に基づいたもので、バイオ、ロボット、人工知能(AI)、ナノテクノロジーといった4つのトレンドに集中している企業の株式にフォーカスする。
コインキャピタルのルイス・ベイトマンCEOは、新たにローンチしたETFによって、投資家がブロックチェーンやAIといった最先端分野へアクセスできるようになると主張している。
カナダでは今年はじめにハーベスト・ポートフォリオ社が、大型および新興のブロックチェーン関連企業に焦点を当てた、ブロックチェーンベースのETFを立ち上げている。