仮想通貨取引所コインチェックは、仮想通貨リスク(Lisk、LSK)のステーキングサービスを開始する。日本の仮想通貨交換業者としてステーキングサービス提供は初の事例だ。コインチェックによれば、LSKのステーキングサービスは世界初だという。

コインチェックが9日に発表した

まずはベータ版としてサービスの提供を始める。実証実験の一貫として、コインチェックの取引アカウントでLSKを保有するユーザーにステーキングによる報酬を付与する。

LSKネットワークは、コンセンサスアルゴリズムとしてDPoSを採用している。LSKのDPoSは、仮想通貨の保有量(ステーク)によって重みづけられた投票によって選ばれた「デリゲート」がブロック承認を行う。

コインチェックは、預かり資産の一部を利用してLSKネットワークのデリゲートに投票を実施。投票したデリゲートが上位101位に選出されれば、報酬の一部を受け取ることができる。コインチェックはこの報酬をLSKを保有するユーザーに保有量に応じて付与する。

付与対象は、コインチェックの取引アカウントに1日あたり平均10LSK以上保有しているユーザー。付与予定日は毎週水曜日。付与額は、報酬として受領したLSKから手数料を差し引き、LSKの保有量に応じて付与する。

コインチェックは「仮想通貨投資に新たな価値を提供し、ブロックチェーンネットワークの発展とセキュリティの向上に貢献するため」と述べている。

新しいアセットクラスとして仮想通貨を認知してもらい、資産運用に興味を持つ投資家層にもアピールしていく狙いだ。

今回の対象通貨はLSKだが、将来的にはほかの通貨でもステーキングを行っていく意向だ。

追記:コインチェックの発表を受けて追記しました(1月9日14:20)