米仮想通貨取引所コインベースで政策担当の責任者を務めていたマイク・レンプレス氏が、ベンチャーキャピタル大手のアンドリーセン・ホロウィッツへ移籍するため、コインベースを退職した。ブルームバーグが22日に報じた。
レンプレス氏は長年コインベースで法務・コンプライアンス問題の責任者を務めた後、今年9月からは政策問題の責任者に就任していた。米国の仮想通貨の規制枠組みは、州ごとのパッチワークのような状況だ。こういった規制問題に携わっていたほか、レンプレス氏は米議会の公聴会で証言するなど、法務・政策問題に携わってきた。
レンプレス氏の後任の人物については明らかになっていない。現在、コインベースで法務問題の担当をしているのはブライアン・ブルックス氏が務めている。
コインベースはブルームバーグに対して、次のようにコメントしている。
「コインベースが急成長を遂げる中、法務およびリスク担当の最高責任者として、マイクは法務・コンプライアンス機能を構築し、コンプライアンスを通じて私たちの信頼のビジョンを推進することに貢献した」
「アンドリーセン・ホロウィッツでの新しいポジションで、彼がベストを尽くすことを祈っている」
コインベースは、アンドリーセン・ホロウィッツから投資を受けている関係だ。同社は2013年のコインベースのシリーズBの資金調達ラウンド(2500万ドル)を主導したほか、今年10月の3億ドルの資金調達にも貢献している。