大手仮想通貨(暗号資産)取引所のコインベースは、テゾス(XTZ)のステーキングサービスを英国と欧州の3つの国で開始した。

5月28日の発表によれば、英国、フランス、スペイン、オランダのユーザーはテゾスを保有していれば、ステーキングによって報酬を得ることができるようになった。

コインベースは昨年11月に米国でテゾスのステーキングサービスを開始しており、ユーザーは報酬として200万ドル(約2.1億円)を得ている。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用しているブロックチェーンでは、ネットワーク参加者は保有量に応じて報酬を得ることができる。ビットコイン(BTC)のようなプルーフ・オブ・ワーク(PoW)とは異なり、PoSのネットワーク内のノードはウォレットのトークンの保有量などに応じてバリデータとして選択される。

トークン所有者は、取引所のステーキングサービスなどを通じて、ステーキングに参加することができる。コインベースでは、テゾスのステーキングによる年間の収益は約5%程度であるとしている。

コインベースでは、機関投資家向けのコインベース・カストディでもステーキングをサポートしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン