仮想通貨取引所コインベースは、分散型金融(DeFi)の改善を狙った新たなUSDCブートストラップ・ファンドを公開した。同社が9月10日に発表した。DeFi開発者をサポートする狙いがある。
同ファンドは、ステーブルコインであるUSDコイン(USDC)を直接投資することで、DeFiプロトコルを構築するディベロッパーをサポートする。独自ステーブルコインのUSDCは、コインベースと決済スタートアップのサークルが昨年9月に共同で公開していた。
今回のファンド立ち上げは、DeFiプロトコルにさらなる流動性をもたらす意図がある。可能性のある投資に関しては、コインベースはスマートコントラクトを利用し、リターンは取引相手から配分される設定だとしている。
さらに、コインベースは、USDCブートストラップ・ファンドを通じた最初の2件の投資を発表した。マネーマーケットプロトコル開発のコンパウンド(Compound)に100万USDC、仮想通貨デリバティブ開発のdYdXに100万USDCだ。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版