コインベースは、インドの顧客向けにすべての操作を停止するとの報道が流れた後、その内容について説明した。

9月11日のテッククランチおよびエコノミック・タイムスの報道によれば、コインベースのインドユーザーは9月25日までに全サービスが中止されるとの警告をメールで受け取ったとされる。

Coinbase said in an email that it would stop providing all trading services to users in India after September 25 and advised users to withdraw all funds in their accounts. Additionally, Coinbase has banned Indian users from registering on the exchange, advising them to download…

— Wu Blockchain (@WuBlockchain) September 11, 2023

しかし、この通知はすべてのインドの顧客を対象としたものではなく、取引所の基準に違反しているユーザーを対象としたものだった。

コインベースの広報担当者はコインテレグラフに対して、以下のメール内容を共有した。「私たちは、サービスに関する私たちの基準を満たさなくなったリテールアカウントへのアクセスを無効にするため、該当アカウントにリンクされているすべてのコインベース・リテールlサービスを中止することをお知らせするためにご連絡しています。」さらに「コインベースクラウドサービスへのアクセスに影響を及ぼしません」という。

広報担当者は、メールが「更新された基準」に違反しているとコインベースが判断したアカウント保有者にのみ送られたと明らかにした。

さらに、「最近のレビューの過程で、更新された基準を満たさなくなったアカウントが特定された可能性がある。そのため、これらのアカウントを無効にし、顧客が後日情報を更新できるようにする」とコメントした。「影響を受けたユーザーの資金は安全であり、9月25日まで他の仮想通貨サービスプロバイダーへの資金の引き出しや送金を継続できる」とも述べている。

テッククランチの報道は、ソーシャルメディアで広く共有され、Wu Blockchainをはじめとする多くの著名アカウントによって取り上げられた。

ただし、コインベースがインドのユーザーの新規登録を停止し、代わりにウォレットアプリであるコインベースウォレットをダウンロードするよう促しているとの報道もある。しかし、これは6月以降既に実施されており、取引所のアカウントのみに影響すると、コインベースの広報担当者は述べている。

India-based users attempting to sign up are instead prompted to download Coinbase Wallet. Source: Coinbase sign-up page when accessed from India

「今年の6月にインドでの取引商品への新規ユーザー登録を許可を停止した。私たちはこの国で堅実な技術ハブを維持しており、コインベースウォレットを含むライブプロダクトを提供している。長期的にインドへのコミットメントを続け、この重要な市場での存在を強化する方法を探求し続けている」と彼らは付け加えている。

コインベースは2022年4月7日にインドで開始されたが、わずか数日後の4月11日、規制当局からの圧力を受けて、インドのユーザー向けのUnited Payments Interface (UPI) を通じた支払いサービスをプラットフォーム上で停止した。

インドのユーザーはUPIのシャットダウン前に仮想通貨を購入していた場合、ピアツーピアまたはP2P取引を介して他のユーザーとウォレット内の既存の仮想通貨資産を取引することができた。しかし、記事の公表時点で、コインベースのインドのユーザーはアカウントから既存の仮想通貨を転送することしかできない。