米国最大の仮想通貨取引所コインベースのCTO(最高技術責任者)であるバラジ・スリニバサン氏は3日、コインベースを退職することをツイッターで発表した。
退職理由の詳細は明らかになっていないが、「しばらく休息を取って、忙しくしていた時に起きた全てのことに対して急いで追いつきたい」と述べた。
スリニバサン氏は、仮想通貨系のシンクタンク、コインセンターの共同設立者であるほか、ビットコイン獲得プラットフォームのアーン(Earn)のCEOを務めていた。アーンは昨年4月、コインベースに買収された。
最近コインベースの幹部が相次いで退職している。
4月までの半年間で3人が辞職。再就職先が金融サービス大手のフィデリティ・インベストメンツやデジタル資産プラットフォーム「バックト(Bakkt)」であることから、コインベースはウォール街の機関投資家と決別する路線を鮮明にしているという見方も出ている。
また先月、超高速取引のためのマッチングエンジンの開発を進めるシカゴのオフィスを閉鎖。30名の解雇を発表した。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版