17日の仮想通貨相場は、主要仮想通貨の動きは小幅だったものの、時価総額22位の0X(ZRX)と41位のベーシック・アテンション・トークン(BAT)が二桁上昇した。背景にあるのは「大手仮想通貨取引所コインベースへの上場」だ。

「コインベース上場コイン」

0Xは、過去24時間で26.64%上昇(引用元:CoinmarketCap)。コインベースが17日に0Xの取引開始を発表したことを好感した形だ。またベーシック・アテンション・トークン(BAT)は、12.35%上昇。仮想通貨ニュースサイトのAMBクリプトによると、BATも0Xと同じようなプロセスでコインベースに上場するのではないかという観測が浮上したという。

コインベースは7月、0Xに加えてBAT、カルダノ(ADA)、ステラ(XLM)、Zキャッシュの上場を検討していると発表していた。過去24時間でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が下落する中、カルダノは0.22%、ステラは2.79%上昇。「コインベース上場コイン」が好感された形だ。

リップルの材料は?

リップル(XRP)は過去24時間で3.76%のプラスだった。先週、BREAKERのインタビューの中でRipple社の新チーフ・マーケット・ストラテジストが米トランプ政権側と定期的に議論している事を明らかにしたことが好材料だと見られている。また、G20諮問機関の金融安定理事会(FSB)が最近のレポート中で「現在の支払い手段や銀行サービスが不便で遅く、高い地域にとって、仮想通貨が国際送金の手段として有効になるかもしれない」と指摘。これは暗にリップルを支持していることを示しているのではないかという見方が出たという