コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、分散型金融(DeFi)プロトコルに対する支持を表明した。14日のソーシャルメディアへの投稿で、アームストロング氏は、法の支配を確立するため、DeFiプロトコルに関する判例を作る必要があると主張している。彼は、現在の規制当局による執行アプローチが仮想通貨産業を海外に押しやっていると懸念する。
アームストロング氏は、米商品先物取引委員会(CFTC)はDeFiに対して執行措置を取るべきではないと指摘する。DeFiプロトコルが従来の金融サービスビジネスとして機能していないことに加え、商品取引法がこれらに適用されるのかも疑問であるとしている。
先週、CFTCは、無許可でデリバティブ取引に関与したとされる3つのDeFiプロジェクトに対して規制措置を取った。規制当局によれば、これらのプラットフォームは必要な登録なしに暗号通貨デリバティブの違法取引を提供した。
アームストロング氏に加えて、一部の政策立案者もDeFiプロトコルを支持している。CFTCのサマー・マージンガー委員は、強制措置に依存せず、DeFiに対する透明な規制を確立することに重点を置くべきだと強調した。同氏は、委員会が強制措置に傾いているように見えることを懸念し、市民との対話と明確なガイドラインの設定が必要だと語った。
ここ数か月、仮想通貨企業は米国の規制当局からの厳しい執行措置を受けている。特に、米SECは、コインベースやバイナンスなどの大手企業に対して訴訟を起こしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン