シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は、1月あたりのビットコイン先物の契約数の上限(スポット)を倍増する計画だ。CFTC(米商品先物取引委員会)への提出書類から明らかになった。ビットコインの相場が成熟してきていることを示しているかもしれない。

これまでの契約数の上限は1ヶ月あたり1人の投資家に対して1000だったが、新たな計画では2000に増やす。1契約あたり5BTCと定義されているため、投資家が1ヶ月あたりに最大の1万BTC(約108億円)ビットコイン先物で投資できることになる。

先物とは、将来のある特定の日にビットコインをいくらで売買するか現時点で約束する取引だ。

CMEのビットコイン先物は、4~6月までの強気相場をうけて取引高が過去最高を相次ぎ更新した

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CFTCによると、先物の契約数に上限を儲ける理由は、「先物市場を過剰な投機から守る」こと。CMEが上限の引き上げを許可してもらえると考えるほど、ビットコインの相場は成熟してきているのかもしれない。