クラウドストレージがメインストリームへ―StorjがAzure BaaSに参加しベータ版をローンチ

Storj Labsが公式にクラウドプラットフォームのベータ版リリースを発表した。これによりユーザーは分散ネットワーク上にデータを保管できるようになる。Storj Labsによれば、ベータ版はまだ招待システムを通したアクセスしか出来ず、全体に公開されるのは初期のテスト・フェーズが終了した後になるようだ。

「コミュニティの皆様、長らくお待たせしました!ついにベータ版をリリースし、我々のテクノロジーをこうして現実のものにすることが出来て大変嬉しく思っています」と、Storj Labs CEO、Shawn Wilkinson氏は述べている。

クラウドストレージがメインストリームになるにつれ、新たなデータ保管の方法として、ブロックチェーン技術は様々な企業から注目が集まっている。あのMicrosoftでさえ、イーサリアムや最近のStorj同様、サービスとしてのブロックチェーン、所謂BaaSとしてAzureのクラウドプラットフォームにブロックチェーンを実装し始めている。

 

Buterin氏のコメント

イーサリアムの創設者であるVitalik Buterin氏が、クラウド業界におけるStorjの可能性について次のようにコメントしている―「Storjのような分散型ファイルストレージシステムには、高いマークアップコストと市場の非効率性を排除し、我々が今日目にするものよりも、遥かに高いレベルのセキュリティと信頼性、品質を誇るサービスを提供することが出来るポテンシャルがあります」

Storjユーザーは、1GBにつき月々約0.015ドルでストレージ容量をレンタル出来、1GBの帯域幅辺り0.05ドル程しかかからないのにも関わらず、全ての共有されたデータはエンド・ツー・エンド方式で暗号化されており、ピア・ツー・ピアなブロックチェーン技術によって速度も確保している。全てのデータは共有されているため、ネットワークが分散化され一つのロケーションにホストされていないからといって、ファイルを取り出す際に、生産性が制限され悪影響が出るようなダウンロード速度ではユーザーは満足しないからだ。

 

Storjcoin

Storjは、Storjcoinとして知られる独自のカウンターパーティ・トークンを、”ファーマー”と呼ばれる社の分散型ネットワーク上のディスクスペースをレンタルしているユーザー向けに配布もしている。トータル 500,000,000 Storjcoin X (SJCX)が、2014年のクラウドセールで販売され、CoinMarketCapによれば現在では大体0.09ドル程でカウンターパーティ・ウォレットの取引所で取引がされているようだ。

元々Storjは、Github上のオープンソースプロジェクトとして発足したものだったが、多くの開発者の手によって、開発、テスト、トラブルシューティングなど、その複雑なブロックチェーンによってホストされたストレージソリューションに対して惜しみない努力が何年もの間続けられた結果、現在までの成長へと繋がっている。


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