中国・広東省の発展改革委員会は、電気自動車の充電ステーションで違法に運営されている仮想通貨マイニングファームを摘発した。

地元メディアによれば、広東省当局が現地の違法マイニングの調査を行う中で、この秘密裡に運営されていた違法マイニングファームも発見された。この摘発で190台以上のマイニング装置が押収されており、これは約500万元(約9100万円)の価値があるという。

稼働していた電気自動車の充電ステーションの電力消費量が異常に多いため、今回の摘発につながったという。マイニングファームは外に警備員がいて、柵や壁で見えないように隠されていたという。1000時間以上稼働し、9万キロワット時以上の電力を消費していた。

中国政府は昨年、二酸化炭素排出量や電力消費の問題を理由に仮想通貨マイニングを全面禁止した。これを受け、中国で運営していたマイニングファームは閉鎖するか、国外に移転することになった。その後、地方政府レベルでは自宅でやるような小規模なマイニングファームまで摘発している。