中国共産党の機関紙、人民日報の海外版は1月1日、「中国のインターネットにおける2019年の5つのキーワード」の1つにブロックチェーンを選んだ

人民日報は2019年を代表する「科学技術革命と産業イノベーションをもたらす」重要な技術として、5G、人工知能、インターネットの普及、Eコマースによるライブストリーミング、そしてブロックチェーンの5つを選んだ。

ブロックチェーンは5Gに続く、2つ目のキーワードとして選ばれており、「2019年はブロックチェーンが転機を迎えた年」だと説明している。

19年10月の習近平国家主席によるブロックチェーン推進宣言を紹介し、これによりブロックチェーンがあらゆる分野の人々から多くの注目を集めていると述べている。人民日報によれば、19年12月はじめ時点で、中国全土で40種類以上のブロックチェーン関連のガイドラインが存在しており、食品安全や貿易、交通、政務管理などの問題を網羅している。

中国では1月1日から暗号法が施行された。暗号法は暗号技術の管理や標準化などについて定めたもので、デジタル人民元発行のための法整備の一環と言われている。

中国では2020年にデジタル人民元のテストを一部地域で実施するとみられており、深センと蘇州で実施を予定していると報じられている