新型コロナウィルスの影響を受け、中国のデジタル人民元に関する研究に遅れが発生している。中国の大手メディアである環球時報の英字版グローバルタイムズが25日に報じた。

グローバルタイムズは匿名の関係者の話として伝えた。中国の中央銀行である中国人民銀行は「デジタル通貨電子決済(DCEP)」の試験を行う予定だが、コロナウィルスの影響により、中国人民銀行の業務再開に遅れが出ているという。

「コロナウィルスの発生により、中国人民銀行を含む政府機関の業務再開が延期されている。DCEPプロジェクトに関与する政策立案者や研究スタッフも例外ではない」

清華大学のブロックチェーン研究所の副所長は「中央銀行は長い間、技術的および理論的な準備を進めてきており、技術的なロードマップを既に策定されている」と、グローバルタイムズに語っている。研究プロセスのわずかな遅れにも十分に対処できると付け加えている。

研究段階は「完了に近づく」

また匿名の関係者は「DCEPの研究は実り多い結果を達成した」とグローバルタイムズに語り、現在は研究段階が終わりに近づいていると明らかにした。関係者の話によれば、人民銀行が2020年後半にDCEPに正式に発行する計画だという。

今年1月、中国人民銀行は文書の中でデジタル人民元の「トップ・レベルのデザイン、標準、機能的な研究と開発」が完了したと報告し、開発が順調に進んでいることを明らかにしていた

中国のデジタル人民元については、昨年12月に現地メディアが深センと蘇州で試験を実施する予定であると報じていた

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