中国人民銀行設立のフィンテック研究機関が、ブロックチェーン実務経験者を大々的に募集

中国の中央銀行、中国人民銀行(PBoC)が設立したフィンテック研究所が、ブロックチェーン技術に関連する求人の募集を新たに開始した。中国の求人サイト「ラゴウ(拉勾。Lagou.com)」に、3つの求人リストが5月21日に掲載されたことで明らかになった。

ラゴウ掲載の概要によると、深圳(しんせん)金融科技研究院(中国人民銀行金融科技研究院)は、PBoCの仮想通貨研究所、深圳地方金融監督局、福田区(ふくでんく)人民政府が共同で編成した組織という。PBoCと深圳市政府後援の下、最先端のフィンテックおよび仮想通貨関連の開発プロジェクトを担当しているそうだ。

求人リストは、実際には幅広い募集の一部となっており、合計29のポジションが掲載されている。このうち同研究所は、上級技術専門家、ブロックチェーン・アーキテクト(システム設計者)、ブロックチェーン研究・開発エンジニアの3種に該当する人材を募集している。

上級技術専門家の応募条件には、スマートコントラクトやコンセンサスアルゴリズム、P2P(ピアツーピア)、分散システムおよび分散ストレージなど、ブロックチェーン技術に関連する知識について深い理解を有することが含まれている。また、応募者は最低でも大学学部卒の資格、3~5年の実務経験があることが求められている。

ブロックチェーン・アーキテクトについても同様の条件が課されており、ブロックチェーン技術とシステムアーキテクチャの設計に関する深い理解ほか、大規模な組織内情報システムアーキテクチャの設計の経験者が対象となっている。

また研究・開発エンジニアの条件は、プログラミング言語Java、Python、仮想通貨イーサリアム(ETH)用プログラミング言語ソリディティ(Solidity)など、複数の開発言語にまたがるプログラミングスキル、ビッグデータ、クラウド、分散システムに関する知識などだ。1~3年程度の実務経験、オープンソースプロジェクトへの参加経験があることが望ましいという。

また同研究所の今回の求人では、PBoCが過去1年間にブロックチェーン技術の適用テストを行ってきた分野にあたる、貿易金融商品のディレクターも募集している。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版