中国人民銀行は、今年初めて金融技術委員会を開催し、ブロックチェーンの普及を加速させなければならないという見解を出した。5月13日付のSinaが報じた

中国人民銀行の副総裁である範一飛(Fan Yifei)氏が議長を務めた委員会は、ブロックチェーンとフェインテック産業の重要性を強調。中国経済のデジタル化の加速を訴え、以下のように結論づけた。

「規制科学と技術の適用を強化し、ビッグデータ、人工知能、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンなどのテクノロジーを積極的に使用して、デジタル監視機能の構築や財務リスクの技術的予防機能を継続的に強化し、専門性、均一性、浸透を加速させる必要がある」

中国の習近平国家主席は、昨年10月、ブロックチェーンを国家戦略の中核に据えると発言した。中国人民銀行はデジタル通貨(CBDC)を開発していて、2022年の北京オリンピックなどでの導入計画を進めている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン