台湾家電メーカーHTCは30日、新しいスマートフォン「エクソダス」のアドバイザーとしてライトコイン(LTC)の創業者であるチャーリー・リー氏が就任すると発表した。ブロックチェーンスマホをめぐってはシリン・ラボズやファーウェイなども開発に乗り出していて、この分野での競争が激化しそうだ。
One small step for @SatoshiLite. One giant leap for blockchain.
— HTC Exodus (@htcexodus) 2018年7月30日
Team @HTCExodus, @philchen913 @htc are honored to have Charlie Lee to join as our advisor.
cc @litecoin @LTCFoundation @LitecoinProject #LetMyDataGo https://t.co/JWGI4b8yH0
「@SatoshiLite(リー氏のアカウント)にとっては小さな一方、ブロックチェーンにとっては巨大な一歩」
「HTCエクソダスは、チャーリー・リー氏をアドバイザーに迎えることができて嬉しく思う」
HTCの「エクソダス」は、ビットコイン、イーサリアム、ライトニングネットワーク(LN)など多数のブロックチェーンプロトコルをサポート。「消費者が中央機関を必要とせずに、閲覧履歴、身元情報、資産、ウォレット、メール、メッセージ交換などの自身のデータを本当の意味で保有できるような世界」を目指している。
5月に報じられた時点では、「初のネイティブ・ブロックチェーン・スマホ」になるとされていたが、年内販売予定の機種は仮想通貨ウォレットと分散型アプリ(DApps)のクリプトキティを搭載するのみとなる予定だ。今回、リー氏のアドバイザー就任で、エクソダスがライトコインもサポートすることが明らかになった。
アドバイザー就任についてリー氏もツイートをしていて「ライトニングネットワークを単純化してセキュリティーの高いスマホを作って普及につなげる」ことが任務になると説明している。
HTCのエクソダスの価格は、今年第3四半期中に明らかになる見込みで、チェン氏によると、シリン・ラボズの「フィニー」と同等額の1000ドルほどという。
ブロックチェーンスマホをめぐっては、中国のテック企業、ファーウェイ(華為技術)も分散型アプリケーション(DApp)をサポートする機能を搭載する新しいスマートフォン開発していると報じられている。