アクセレレート・ファイナンシャル・テクノロジーズ社は、現在承認申請中のビットコイン上場投資信託(ETF)の各投資につき数千本の木を植えてカーボンオフセットする計画を立てている。

ブルームバーグの8月27日の報道によると、カナダのカルガリーに拠点を置く投資サービス会社であるアクセレレート社は、100万カナダドル(記事掲載時点で約79万2000米ドル)のビットコインETFへの投資につき3450本の木を植えることを約束した。

今回の動きは、ビットコインのマイニングと取引に必要なエネルギーの二酸化炭素(CO2)排出量を上回るCO2を大気中から削減し、アクセレレート社のビットコインETFを「カーボンネガティブ」にする取り組みの一環だ。各主要投資につき、1000トンのCO2がオフセットされると同社は主張している。

アクセレレート社のジュリアン・クリモチコ最高投資責任者(CIO)は、同社のイニシアチブが環境に配慮しているかのように装う「グリーンウォッシング」に類似するという考えに異議を唱えた。クリモチコCIOによると、同社はビットコインETFをカーボンネガティブ商品にするため、カーボンクレジットを購入する代わりに植林する方法を選んだという。

ナインポイント・パートナーズLPは、アクセレレート社が提案している商品に似ている環境に優しいビットコインETFの提供を計画している。今年5月、ナインポイント・パートナーズLPは、同ETFの仮想通貨のマイニングや取引による環境への影響を相殺するためにカーボンクレジットを購入すると発表した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン