カナダを拠点とするクリーンテック仮想通貨マイナーであるミントグリーン(MintGreen)は、2022年からブリティッシュコロンビア州のノースバンクーバーの住民に熱を供給するため、ロンズデール・エナジー・コーポレーションと提携する。

14日の発表によると、ミントグリーンは、ビットコイン(BTC)のマイニングに使用される電力の96%以上を回収できると主張する「デジタルボイラー」で温室効果ガスを吸収できるとしている。回収されたエネルギーは、人口約15万5000人の都市にある100の住宅・商業ビルの暖房に使用されるという。

ミントグリーンのコリン・サリバンCEOは今回の提携で気候変動に関連する問題に取り組むことができると述べている。

冬の寒さをしのぐために仮想通貨マイニング装置の熱を使うことはよくある。ミントグリーンは、既にバンクーバー島のシーソルト施設やウィスキー会社の蒸留所に対して、BTCマイニングから発生する排熱を提供している。

ミントグリーンはカナダの厳冬期が始まる前に、今回の提携によるイニシアチブを開始する予定だという。ノースバンクーバーでは冬季にはマイナス20度もの最低気温になる。