「91%法定通貨で9%ビットコイン」 加の仮想通貨投資ファンドの手法が明らかに

 カナダの仮想通貨投資ファンドであるリブモント・クリプト・ファンドが先週、230万ドルの資産のうち約91%を法定通貨で残りの9%をビットコインで保有していると発表した。同時に今月のいつの時点で仮想通貨を売ったのかも明らかにした他、今後の相場に対しても前向きな見方を示した。

 リブモント・クリプト・ファンドが先週2週間で注目したのは、30日間移動平均。長期トレンドを確認するためには有用だという。7月4日に30日間移動平均線を超えたたため、半分以上の資産をビットコインやイーサリアム につぎ込んだが、10日の急落を受けてポジションを閉じ、良い買い場を待つことにしたという。今後の相場に対しても楽観的に見ていて、次のように述べた。

 「仮想通貨への興味が薄れてきていると考える人は、相場をしっかりみていない人だ。全く逆のことが起こっている。テクニカル的に言えば、6月下旬につけた安値に再び迫るのか、もしくは4月に見たようにより高い水準で安値と高値が形成されるのか、観察する必要があるだろう」

 また、仮想通貨相場を楽観視できる大きな理由の一つとして、仮想通貨取引所のバイナンスの今年の純利益が最大10億ドル(約1100億円)に達する見込みであることを上げた。この数字は、世界のどの一流銀行よりも高いと指摘している。

 リブモント・クリプト・ファンドは2017年に設立し、リブモント・インベストメンツがポートフォリオを運用する。ブルームバーグによると、カナダで積極的に仮想通貨を運用する唯一のファンドだ。カナダのオンタリオ州、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州の証券取引委員会に登録していて、ビットコインやイーサリアム 、ライトコイン、リップル、ビットコインキャッシュ、イーサリアム クラシックなどの仮想通貨のトレードを許可されているという。将来的には、ネオやダッシュまたICOへの投資などにも興味を示しているという。