カナダ国境サービス庁、IBMとマースクのブロックチェーンソリューションを試験導入

カナダ国境サービス庁(CBSA)は、IBMと海運大手のマースクが開発したブロックチェーン・ソリューションを導入する。25日にプレスリリースで発表した。

IBMとマークスが開発した「トレードレンズ(TradeLens)」は物流プロセスの管理をブロックチェーンを行うものだ。2017年から実証試験を行い、今年8月に正式に発表された。

まずCBSAでは試験的にトレードレンズを導入し、トレードレンズがCBSAの業務プロセスにおいてどのような役割を果たすことができるのかを判断するかを調査する。

「トレードレンズは、カナダに入るすべての貨物に対して、信頼できる単一のデジタルサプライチェーンを作り出すことができるだろう。トレードレンズへの試験的導入は、プロセスの効率性を分析するだけでなく、データ収集やその精度、ターゲット機能を向上させる機会を提供してくれるだろう」と、CBSAのトップであるジョン・オソースキ氏は述べている。

「より迅速で信頼性の高いサプライチェーンをもたらすことになれば、カナダの経済成長にプラスの影響を与える可能性がある」と、オソースキ氏は期待を寄せる。

CBSAはモントリオール港湾局と提携し、トレードレンズを港湾の貿易業務で使用していく。

トレードレンズについては、スイスの物流大手CEVAロジスティックスが8月に導入し、輸送時間の短縮などを目指している。