カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏は、デジタル資産のためのライセンスと規制の枠組みを確立する法案「Assembly Bill 2269」に署名することを拒否した。

「Assembly Bill 2269」は、カリフォルニア州の仮想通貨企業の運用ライセンスの発行を可能にしようとするもの。9月1日、カリフォルニア州議会は、議会からの反対なしで法案を可決し、州知事室に承認を求めた。

Letter of rejection from Gov. Mewsom. Source: leginfo.legislature.ca.gov

この考えに反対したニューサム氏は、消費者の安全や関連コストを考慮しながら、時間とともに進化する「より柔軟なアプローチ」を推奨し、こう付け加えた。

「今回の作業(透明性のある規制環境づくりのためのインハウス努力)と今後予定されている連邦政府の措置の両方を考慮することなく、ライセンス体系を法令で固定するのは時期尚早だ」

知事は、この法案が現在の形であれば、州の一般資金から「数千万ドル」の融資を必要とすると述べた。

「このような一般財源を大幅に投入することは、毎年の予算編成の中で検討され、説明されるべき」

ニューサム氏は、仮想通貨ライセンス構想の確立に向けて議会と協力する前に、「デジタル金融資産に対する連邦規制がより鮮明になる」のを待っていることを強調した。