コインゲッコーによれば、仮想通貨取引所バイビットは、2025年における取引高で世界第2位となり、2025年2月に発生した15億ドル規模のハッキング被害を受けた後も「緩やかだが着実な復活」を遂げた。
コインゲッコーのリサーチアナリスト、ショーン・ポール・リー氏は、木曜日に公表したレポートで、バイビットの2025年の年間取引高は合計1兆5000億ドルに達し、市場シェアは8.1%となったと指摘した。
リー氏は、「2月に大規模なハッキング被害を受けたにもかかわらず、バイビットはトップ層へと返り咲き、2025年を通じて徐々に支配力を取り戻してきた」と述べている。
このバイビットへの攻撃は、仮想通貨史上最大規模のハッキング事件とされ、北朝鮮に関係する攻撃者がバイビットのコールドウォレットインフラの脆弱性を突き、15億ドル相当のイーサリアムを不正に流出させた。

セキュリティ企業イミュネフィのミッチェル・アマドールCEOは今月初め、ハッキング被害を受けたプロジェクトの約8割が、対応過程での運営体制の問題や信頼低下により完全な回復に至らないとコインテレグラフに語っている。
バイビットは、出金を停止しない方針を維持し、すべてのユーザー取引を履行するなどの対応を取った。また、ベン・ジョウCEOが自らカメラの前に立ち、十分な資金があること、外部支援を通じて即時の流動性確保を進める計画を説明し、利用者の不安払拭に努めた。
多くの取引所で2025年に取引高が増加
コインゲッコーのレポートによると、市場シェア上位10取引所のうち6社が2025年に取引高を伸ばし、合計取引高は年間平均7.6%増加し、約1兆3000億ドル分の取引が上積みされた。
10社中4社は2桁成長を記録し、特にMEXCは年間で最も急成長した取引所となった。同社の取引高は2024年の7660億ドルから91%増の1兆5000億ドルに拡大した。
リー氏は、「MEXCは全ての現物取引ペアでゼロ手数料政策を継続し、高頻度トレーダーや個人投資家を引き付け、取引高を押し上げた」と指摘している。
年末にかけては取引が低調となったものの、2025年はビットコインをはじめとする仮想通貨価格が複数回にわたり過去最高値を更新するなど、価格面では好調な1年となった。
バイナンスは首位を維持
バイナンスは引き続き仮想通貨取引所の首位を維持し、コインゲッコーの推計では2025年に7兆3000億ドルの取引を処理した。
ただし、2024年比では年間取引高は0.5%減少している。
リー氏は、「10月10日に発生した過去最大規模の清算イベント後、仮想通貨市場全体に弱気心理が広がったことが、取引高低迷の要因だ」と説明している。
バイナンスの共同CEOであるリチャード・テン氏とイー・ヘー氏は、昨年12月の公開書簡で、ユーザー数が3億人を超え、2025年の全プロダクトにおける総取引高が34兆ドルに達したと明らかにしていた。
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