パンテラキャピタルの創設者であるダン・モアヘッド氏は、ビットコイン(BTC)に懐疑的な投資家に対し、ビットコインを購入することは3000年前の鉄器時代に金を買うようなものだと語ったことがあるという。
一方で、11月26日のブログ投稿によれば、彼のファンドは現在、初期投資から1000倍以上のリターンを達成している。
「昨日、ある投資家とビットコインについて話していたが、彼はやや軽蔑的に『金を買うのと同じだ』と言った。それは違う。紀元前1000年に金を買うようなものだ」と、モアヘッドは2013年8月に書いた投資メモを引用している。モアヘッドのメールは、2013年7月に彼と一緒にビットコインを購入するよう投資家を説得しようとした際のものだ。
モアヘッド氏は2013年7月にパンテラ・ビットコイン・ファンドを立ち上げ、最初のビットコイン購入を74ドルで行ったが、それ以来1000倍以上のリターンを得たという。
2013年のメールで、彼は続けて「金融資産の1%でさえもビットコインに投資されていなかったが、今後多くの人が触れるようになれば、ビットコインはゼロになるか、桁違いに上昇するだろう」と書いていた。
しかし、モアヘッド氏はビットコインがゼロになることはもはや不可能だと考えている。ビットコインは「脱出速度」に達しており、世界中で3億人が所有していると、11月27日のCNBCで語った。
Change in value of the Pantera Bitcoin Fund since its first purchase in July 2013. Source: Pantera Capital
モアヘッド氏は、現在約5%の金融資産がビットコインに投資されていると語ったが、その数字は米国での規制の明確化により、ビットコインの制度化が加速することで増加すると語る。
ブラックロックやフィデリティのような大手企業が現物ビットコイン上場投資信託(ETF)を通じてこの「大規模な変革」を開始したとし、ビットコインが最終的に15兆ドル(2273兆円)の資産になる可能性があると予測した。
これにより、ビットコインの価格は約74万ドル(1億1200万円)に達し、現在の価格から667%の上昇となる。モアヘッド氏は、2028年4月までにその水準に到達する可能性があると信じている。「まだ非常に魅力的なリターンが続くと考えざるを得ない」。
モアヘッド氏にとって、全てが順風満帆だったわけではない。2013年12月、ビットコインが87%下落したことを振り返った。これは同社の最初の購入から6カ月後のことだった。その頃、モアヘッドは「世界中を飛び回り」170回の会議を行ったが、合計100万ドル相当の投資を取りやめたと語った。
当時、世界中を飛び回った際のホテル滞在費は、ビットコインを受け入れた初期の企業の1つであるオンライン予約プラットフォームのエクスペディアを通じて支払われた。59泊の出張で88BTCを使用したが、これは現在の価格では860万ドル(13億円)以上の価値がある。「そのお金でホテルを二つ買えたのに!」とモアヘッド氏は悔しがっている。
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