仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)のマイナー動向が今後の強気相場の開始を示しているかもしれない。

グラスノードによる、MOMというマイニングプールからのビットコイン流出額の1年移動平均に対する数値が過去最低に迫っている。5月12日に半減期直後はマイナーによるビットコインの大量売りが懸念されていたが、現在は通常モードに回帰しつつあることを示している。

小規模なマイナーになればなるほど電気代や人件費などの固定費を支払うためにマイニングの報酬で得たビットコインを売る必要がある。一部のアナリストからは半減期後の報酬半減によって「マイナー降参」が発生し、ビットコインの売り圧力が高まるのではないかという懸念の声が出ていた。

6月3日時点でMOMは0.534。半減期直前の5月10日と比べて半分未満になった。

アダマント・キャピタルの創業パートナーであるトゥア・デミースター氏は、ビットコインの投資家が今後を楽観視するべき理由の1つだと主張した

「健全なビットコインマイナーはガチホを決めている。苦戦するマイナーは売りに出せるビットコインがもうわずかということだ。強気サインだ」

(出典:Glassnode「ビットコインMOM(Miner Outflow Multiple)」)

ビットコイン 準備は整った?

マイナーによるビットコインの流出額は、過去2週間で減少傾向にあった。半減期は直後は、売却額の総額がマイナーの収入を一時的に上回ることもあった。

最近は、マイニングの計算力を示すハッシュレートやビットコインのブロック間隔、取引手数料などが半減期前の水準に戻っており、アナリストからも評価されている

また、ビットコインの採掘難易度は半減期後に2回連続で大幅低下して底付近まで迫っているという見方も出ている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン