ブルガリアのアセン・ヴァシレフ財務相は、ブルガリアが仮想通貨決済メカニズムを展開するためのオプションを模索していると語っている。

ブルームバーグの報道によれば、ヴァシレフ氏は、政府がブルガリア国立銀行や業界関係者とともに将来的に仮想通貨決済を検討するために議論していると述べた。ただ同国が仮想通貨マイニングのハブになる可能性は低いだろうとも、ヴァシレフ氏は付け加えている。

ブルガリア政府は2017年に犯罪捜査の取締りの過程でビットコインで21万3519BTCを押収している。当時の価格では約35億ドルだが、記事執筆時点では82億ドルにのぼる。この押収されたビットコインがオークションにかけられたのか、もしくは今も保有しているかは不明だが、もし保有し続けていれば、BTCを保有する世界最大の国の1つとなるだろう。

ブルガリアはEU加盟国の1つだが、ユーロを採用してない国の1つだ。昨年6月、ブルガリアは2024年からユーロを採用する意向を表明している。そのため、将来的にはデジタルユーロの恩恵を被る国になるかもしれない。