米仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、米経済番組CNBCに出演し、「市場心理が変化した」とし、次のビットコインの価格ターゲットは6000ドルだと述べた。

ケリー氏は、ファンダメンタルズ、テクニカル、量的な分析のどれを取っても、少なくとも相場の底が形成され始めたことが分かると分析。また、「最後のフラッシュ・アウト(点滅)の後、マーケットが上昇しはじめる」とし、過去のビットコインの取引サイクルに「酷似」していると指摘した。

またケリー氏は、幅広い機関投資家からの関心の高まりが、ビットコイン高騰の背景にあるとみている。

「(ビットコインについて)裕福な個人、家族経営企業が真剣に考え始めている。カストディ ー(資産管理)サービスを立ち上げる大手ブローカーもいる。水面下ではかなり動きがあるよ」

その上でケリー氏は、「合理的に考えておそらく6000ドルが次のターゲット」とし、6500~6800ドルのレンジに到達するまで「ビットコインが過大評価されているとは言えない」と述べた。

昨日のビットコイン急騰について、コインテレグラフ日本版が取材をしたアナリストは、世界的な金融緩和によるリスクオンや日本の投資家心理の改善が背景にあると解説した。

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ケリー氏は、今年2月、ビットコインの価格は50%割安とし、好材料を4つあげていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Brian Kelly Says Next Target for Bitcoin is $6,000, With Crypto Markets Bottoming