13日にプライバシーを重視した分散型インターネットブラウザのブレイブがバージョン1.0をリリースしたことを受けて、BATが過去24時間で一時(午前10時50分)8%以上の上昇を見せている。

bat(出典:Coin360「BAT/ドル」11月14日10時50分時点

BATはブレイブでウェブ広告を閲覧した利用者に付与されるブレイブの独自トークン。

10月にも月間アクティブユーザーが800万のに達するなど、人気が上昇している。

ビットコインは低迷もマレーシアでの取引量が急増

マレーシア中央銀行は2020年中に現金取引を25000リンギットに制限することが7日に英字紙ザ・スターが報じた。

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これを受けて、ビットコインのピアトゥーピア(P2P)取引が一部のビットコインマーケットプレイスで急増した。ビットコインマーケットプレイスのパックスフルは11月9日から13万8500リンギットのビットコイン取引が行われたと報道もある。パックスフルで過去最高の取引量を記録したという。マレーシアのトレーダーは現金取引制限を仮想通貨にとっての好機と読んだようだ。

coindance(出典:Coindance)

一方で同じくP2Pのビットコインマーケットプレイスであるローカルビットコインのボリュームはわずかだった。ローカルビットコインは現金から仮想通貨の取引を推奨していないことから、トレーダーがパックスフルに流れたとみられる。

ただ、ビットコインの価格は8700ドル付近で推移するなど低迷。マレーシアの取引量だけではビットコイン価格に影響はなかったようだ。

coin360(出典 Coin360 11月14日11時00分)