英テレグラフの報道によると、イギリスの元首相ボリス・ジョンソンの弟であるジョー・ジョンソンは、バイナンスのアドバイザーとしての役割から退いたと伝えられている。

報道によると、ジョー・ジョンソン氏は、バイナンスが英国への進出を目指す中で、バイナンスに助言を与えていたとのことだ。元英国首相の弟で、メリルボンのジョンソン卿としても知られる同氏は、9月にバイナンスの子会社の1つであるビットフィニティーの英国諮問委員会の役割を担ったという。

英テレグラフによると、バイナンスの準備金証明(プルーフ・オブ・リザーブ)が一部の会計および金融専門家に警告され、取り付け騒ぎが起きた直後にジョンソン氏は退任した。

ジョンソン氏が助言していたとされるビットフィニティは、2022年3月にバイナンスによって創設され、4月に米国規制当局に提出された書類に記載されているように、「バイナンスグループの一部」となっている。同社は、ポンドやドルなどの伝統的な通貨をデジタル通貨に変換する業務を行なっていた。