仮想通貨XRP(リップル)とライトコイン(LTC)に連動するETP(上場投資商品)がドイツのシュツットガルト証券取引所傘下のスウェーデンの取引所、ノルディック・グロース・マーケット(NGM)に上場した。4日にコインテレグラフに共有されたプレスリリースから明らかになった。2日にはスイス証券取引所(SIX)にXRP連動のETPが上場しており、欧州の取引所による仮想通貨連動型ETPの立ち上げが相次いでいる。
ドイツのシュツットガルト証券取引所は、ドイツ2番手の証券取引所。NGMは、スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク、フィンランドで規制当局から認可されている。
ETPは、上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)など、取引所に上場している特定の指標の値動きに連動することを目指す商品。NGMのETPを発行するのは、XBTプロバイダー。2015年と2017年にナスダックのストックホルム取引所にビットコインとイーサリアム連動の商品を導入した実績を持つコインシェアーズの傘下にある企業だ。今回のETPは欧州のみで購入可能だ。
NGMのCEO代理、トミー・フランソン氏は、XRPとLTC連動のETP導入について次にのように述べた。
「スウェーデンの投資家は、以前、仮想通貨連動の商品に対して強いサポートを示した。我々にとって顧客に耳を傾け、注意を払って投資家の要望に応えることは大切だ」
スイス証券取引所(SIX)は2日、XRPに連動するETPを立ち上げた。SIXはすでにビットコインとイーサリアム連動のETPの他、ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの5つの仮想通貨と連動するETPの取引も開始している。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Boerse Stuttgart-Owned Swedish Exchange Lists XRP, LTC Tracking Exchange-Traded Products