仮想通貨(暗号資産)ビットコインは17000ドルから18500ドルの間を推移している。金はこのほど米ドルに対し、史上最高値を更新。しかし1オンスあたり2000ドルを突破した後に下落し、価格が動いていない。ブルームバーグの仮想通貨アナリストであるマイク・マクグローン氏はビットコインでも同様の現象が起きると指摘している。

同氏は18日、ブルームバーグのYouTubeチェンネルで「短期的に、20000ドルはかなり良いレジスタンスになる」と語った。

「私が恐れているのは、おそらく金と同じようなことが起こるのではないかということだ。金は2000ドル到達後、強気相場の中で調整が続いている。」

ビットコインは現在の17000ドル台に下落する前に、17日には18500ドルに達した。以来、ビットコインは横ばいで取引されており、価格が固まっている。ただ、マクグローン氏は長期的にはビットコインは強気の動きとなると予想する。

「今年のビットコインの重要な点は非常にシンプルだ。昨年末には7000ドル前後だったことを思い出してほしい。将来の値動きを示す過去のパフォーマンスを見ると、来年か2年後には、現在の数字の後ろにゼロが追加されるということしか、私は気にしていない」

マクグローン氏は具体的な数値は言及しなかったが、17万ドル〜18万ドルに達すると予想しているようだ。

さらにビットコインの価格変動について「ビットコインは金のデジタルバージョンになる」と発言。「今起きている重要なことの一つは、ビットコインのボラティリティが低下していることで、実際に金に対して過去最低になっている」とし、ナスダックなどに対してもボラティリティが低いと説明した。

「地球上のすべてのリスク資産はボラティリティが上昇しているが、ビットコインは下落している」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン