ゴールドマンサックスが18年6月末までに仮想通貨トレーディングデスク設立へ 金融大手として初

 米金融大手で世界最強の投資銀行として知られる米ゴールドマンサックスが、18年6月末までに仮想通貨に特化したトレーディングデスクを設立する計画を進めていることがわかった。ブルームバーグが同行の戦略に詳しい複数の社員の話として伝えた

 現在、同行ではニューヨーク本社で新たに専門チームを結成。トレーディングデスクをFICC(債権、通貨、コモディティー)部門におく方向で考えているという。また、デジタル通貨を保管する方法についても検討しているという。

 ブルームバーグは、「この動きを通じて、ゴールドマンサックスはウォール街の巨大銀行として初の仮想通貨マーケット・メーカーになる」としている。

 これに先立って、同行はビットコイン先物取引の上場にあわせ、一部の顧客のために同先物契約の清算・決済業務を行うことが報道されていた

 また、会長兼CEO(最高経営責任者)のロイド・ブランクファイン氏は、今年11月に行われたブルームバーグTVとのインタビューの中でビットコインに比較的オープンな姿勢を示している。

 ブランクファイン氏は、「顧客からビットコインを投資ポートフォリオに組み込むように要望をうけた時、ビットコインを扱わないという選択肢はあるか」という質問に対し、直接答えることは避けながらも柔軟な姿勢をみせていた。

 「あらゆる新しいものに対してそうであるように、(ビットコインに対して)一定の不快感はもっている。しかし長年の経験で学んだことだが、私が好きではないことがとてもうまくいくことがよくある」

 「最初に携帯電話が登場した当時、こんなものを持ちたいやつなんているわけないと思った。というのも(当時の携帯電話の)電池は10分しか持たなかった上、相当な重さの機器を背負って歩かなくてはならなかったからだ。しかも公衆電話があちこちにあったから、誰も欲しがるわけがないと思った。しかしご存知の通り、私は大きなチャンスを逃したのだ」

 「私は歴史書を読むのでよく知っているのだが、(物理的な)コインの価格とコインに含有される黄金の量が連動している時代がかつてあった。そこから、紙幣が財務省によって保管されている黄金や銀に担保されるようになったが、当時でさえ人々は(この移行後の仕組みについて)懐疑的だった。」

 「そして今では、紙切れが国家(フィアット)によってのみ担保され、政府がその価値をきめている。だが今後の新しい世界では、コンセンサスを利用した仕組みを通して、人々が合意のもと価値を決めるかもしれない。

 「今は(ビットコインに)投資していないが、かといって他愛無いものだと切り捨てるつもりはないし、オープンな態度を保持する」


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