サムスンと韓国モバイルキャリア大手SKテレコムは、ブロックチェーンを利用したID認証を搭載した世界初の5Gスマートフォンを発表した。
「Galaxy A Quantum」と呼ばれる5Gスマホには、SKテレコムとサムスン電子と提携した開発した量子乱数生成チップが搭載されている。5月14日の発表によると、初期価格は64万9000ウォン(約5万6700円)だ。5Gスマホは5月22日から正式に発売される。
SKテレコムによると、ブロックチェーンを利用したシステムは、ユーザーがSKペイを使用して商品やサービスを購入するときに利用される。ブロックチェーンは、スマホに保存されている情報の改ざんなどを防ぐためにも使われるほか、ブロックチェーン認証サービス機能も有している。
アジアでのブロックチェーンスマホ開発
アジアでは、ブロックチェーンスマホの開発が積極的に行われている。韓国のサムスン電子は、メッセージアプリ大カカオのブロックチェーン「クレイトン」を活用したクレイトンフォンを手掛けている。
今年4月には、台湾のHTCがブロックチェーンファン「エクソダス」を介して、ユーザーが仮想通貨モネロ(XMR)をマイニングできるようにする機能を搭載するとの報道も出ている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン