イーサリアムのレイヤー2ブラストがメインネットの立ち上げに成功した。
イーサリアムのレイヤー2ソリューションであるブラストは2月29日午後9時(UTC)にメインネットを立ち上げた。ネットワーク上でロックされていた約23億ドルのステーキングされた仮想通貨が解放された。そのうち約4億ドルがネットワークから流出した。
このレイヤー2ソリューションは、ネットワーク上で保持されているETHおよびステーブルコインに対して、最大5%の年間利回りをユーザーに提供する。
メインネットの立ち上げ前にネットワークに送られた仮想通貨はロックされておりこれまでに18万人のユーザーは送金した資金を引き出すことができなかった。
デファイラマによると、ブラストの総ロック額(TVL)は2月29日に27億円の高値を記録したが、立ち上げ後は20億ドルを下回った。

ネットワークは立ち上げの数日前の2月27日に初めて20億ドルのTVLマイルストーンを突破した。エアドロップを狙う投資家たちはこのブロックチェーンに群がり5月に登場予定のブラストトークンに期待を寄せている。
しかし、ブラストの立ち上げには反対意見もあった。シード投資家パラダイムの研究責任者ダン・ロビンソン氏は11月の投稿で、「L2を立ち上げる前にブリッジを立ち上げたり、3ヶ月間引き出しを許可しなかったりするブラストの決定には同意しない」と反対の立場を取り、他のプロジェクトにとって悪い前例になると強調した。
There are a lot of components of Blast that I’m excited about and would be interested in engaging with people on. That said, we at Paradigm think the announcement this week crossed lines in both messaging and execution. For example, we don’t agree with the decision to launch the…
— Dan Robinson (@danrobinson) November 26, 2023