ブラックロックが手がける現物ビットコイン上場投資信託(ETF)「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」が、4月23日に開催されたETF.com主催の年次アワードにおいて最優秀新設ETF(Best New ETF)に選ばれた。同日、IBITは1月21日以来となる過去最大級の資金流入を記録しており、ETF業界の注目を集めている。
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、Xの投稿で「この選出には納得」とコメント。「どちらのETFも、これまでにないインパクトを与えた」と語り、ETFオブ・ザ・イヤーを受賞したバンガード・S&P500 ETF(VOO)とともに言及した。VOOは過去5年間で89%の上昇率を記録している。
IBIT最優秀仮想通貨ETP賞(Crypto ETP of the Year)にも選出された。
IBITは4月23日に6億4320万ドルの資金流入となり、これはトランプ大統領の就任翌日となる1月21日6億6190万ドル以来の水準だ。
IBITは2024年1月に米国で新たに承認された11の現物ビットコインETFのひとつであり、ブラックロックの公式データによると、現在の純資産額は約537.7億ドルにのぼる。過去30日間の1日あたり平均取引量は約4502万株となっている。
記事執筆時点で、IBITの1株あたりの価格は53.20ドルとなっている。
IBITへの巨額流入は、4月23日に現物ビットコインETF全体で記録された9億1700万ドルの流入の大半を占めた。これは2日連続での9億ドル超えとなり、月初から続いていた資金流出トレンドに反する展開となった。
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