ブラックロックのビットコイン上場投資信託(ETF)が米国で発行されているETF製品全体の上位0.16%に入った。
2月5日のデータによると、ブラックロックの現物型ビットコインETFへの流入額は31億9000万ドルに達し、S&P500を追跡するインデックスファンドやバンガードのトータル・ストック・マーケットETFに次ぐ数字だ。
Also $IBIT now in Top 5 in YTD flows, which means it's taken in more cash than 99.98% of ETFs. Not bad for 17 days old. pic.twitter.com/ehAsZWRoqK
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) February 6, 2024
YChartsのデータによると、ブラックロックのETF流入額は、現在米国で取引されている3109のETFと比較して上位0.16%に位置している。バルチュナス氏は0.02%というやや異なる数字を導き出しており、これはブラックロックのETFのパフォーマンスを世界中の約1万個のETFと比較したものだ。
フィデリティのビットコインETFも、25億1000万ドルで米国ベースのETF製品の中で8位にランクインしている。ブラックロックとフィデリティのビットコインETFは、1月末にはそれぞれ8位と10位にいたが、ランキングを上げ続けている。
他の米国ETFの総流入額が2024年1月1日から数えられている一方で、現物型ビットコインETF製品は1月11日に取引が承認されたばかりだ。これは、ビットコインETFが他の製品と比較して7営業日のハンディキャップを持っていることを意味する。
BitMEXリサーチのデータは、ブラックロックとフィデリティの現物型ビットコインETFが、流入額において他の7つの現物型ビットコインETF(グレイスケールを除く)との間で差を広げている。2月5日のBitMEXリサーチのデータによると、ARK21シェアーズとビットワイズは、現物型ビットコインETFの中で3位と4位にランクインし、それぞれ6億8370万ドルと6億6360万ドルの累積流入額を記録している。
インベスコ、ギャラクシー、ヴァルキリーは、1億ドル以上の総流入額を記録しており、ウィズダムツリーはわずか1110万ドルで最下位に留まっている。
記事公表時点で、10の現物型ビットコインETFに対する純流入額は、取引が開始されて以来1兆5000億ドルに達している。
In terms of the race, Blackrock is well in the lead:
— BitMEX Research (@BitMEXResearch) February 6, 2024
1. Blackrock +$3,194m
2. Fidelity +$2,519m
3. Ark +$684m
(Chart generated in court: COPA vs CSW) https://t.co/S7R19Zzyxp pic.twitter.com/4LJxCl7Ioy
グレースケールからの流出は減少
一方、グレイスケールの現物型ビットコインETFからの流出は減少を続けている。BitMEXリサーチとブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏によると、2月6日には7300万ドルの流出となっており、6日連続で流出額が縮小した。他のビットコインETFへの流入額は、少なくとも7日連続でグレイスケールのGBTCからの流出を上回っている。
Outflows from $GBTC continue shrinking. But so are the inflows to the other products. BBG data confirms a -$72.7 mln outflow for GBTC. https://t.co/o3ma6C9LA7
— James Seyffart (@JSeyff) February 6, 2024