ビットコイン決済のゲートウェイ・サービスを提供するiPayYouが、ブラック・フライデーに触発された形で、Amazonにてビットコイン決済が可能なAmazon Directという統合ツールのリリースを発表している。

 

Amazonの商品1億点以上がビットコインで購入可能に

 

iPayYouは、2016年5月にリリースされると、瞬く間に幅広いレンジでサービスを拡大し、フィアット通貨を利用することなく利用できるサービスを大手販売店など様々な分野で提供している。

“Amazon Directは、世界最大のオンラインストアで1億点以上の商品がビットコイン購入できる革命的なサービスです”

と、火曜日のプレスリリースが発表された際に、創設者でCEOである、Gene Kavner氏が語っている。

同社は公式に火曜日にTwitter上で発表を行っている―

 

 

iPayYouは、以前は、Amazon、スターバックス、iTunesなどのギフトカードをビットコインで購入可能にするサービスを提供していた。そのコンセプトは、ポータルサイトを利用して仮想通貨で支払いをすることで、ディスカウントを受けての商品購入が可能になるPurse.ioによる既存のサービスと似たものだった。

 

ビットコインがAmazonの決済摩擦を解消

 

Kavner氏は、市場における永続的なギャップに着目している。前Amazon幹部として、以前から従来の方法で決済が行われる際に生じる、顧客と決済の間に存在する一定の”摩擦”に気づいていたと話す―

“私がAmazonで幹部として働いていた間、我々は摩擦となるポイントや、買い物客が直面している障害について詳しく調べたのです。特に決済を含む部分について詳細に”

 

ビットコインは、そういった多くの問題を解決することが出来るソリューションです。

 

Amazon Directのツールは、iPayYouのプラットフォームに統合されたタブ形式で提供される。ユーザーが送金したいビットコインの金額を設定すると、USDに換金され、Amazonの残高にチャージされる。そのあとUSDのチャージされたクレジットを利用し、Amazonで商品を購入することが可能となる。

Kavner氏は、”ビットコインをどこでも使える最もダイレクトな方法”と評している。

 

弊社は、ビットコインが当たり前に日常的に使われる通貨として利用される日々が訪れてほしいと願っています。それを実現するためには、実践的な方法でビットコインが利用できるようなサービスを提供する方法以外あり得ません。

 

Amazonを利用したビットコイン市場はグローバル化へ

 

一方で、Purseは、米国を超えて発展途上市場へと急速な拡大を広げている。今年初めのインドでの支店立ち上げに続き、10月には、ラテンアメリカとメキシコへ進出している。

約15%オフでインド版Amazonにて商品が購入出来るため、 11月現在、インドは世界で二番目にPurseの利用者が多い国へと急速に成長している

イギリスとベネズエラがそれぞれ、3位、4位と続き、発祥の地であるアメリカにおける市場は現在もトップに君臨し続けている。